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パプリカはピーマンと何が違う? 特徴や上手な保存方法を知ろう

パプリカはピーマンと何が違う? 特徴や上手な保存方法を知ろう

赤や黄色など、鮮やかな見た目が印象的なパプリカ。料理の彩りに使える便利な野菜ですが、形が似ているピーマンとの違いを知らない方も多いかもしれません。パプリカのピーマンの違いを覚えれば、よりおいしい料理を作る助けになるでしょう。
ここでは、パプリカの特徴や選び方、おいしさを保つ保存方法のコツなどをご紹介します。


パプリカってどんな野菜?

パプリカってどんな野菜?

ピーマンと似たような見た目のパプリカですが、ピーマンとは何が異なるのでしょうか。パプリカとピーマンの違いをご紹介するので、日々の料理にご活用ください。

実はピーマンと同じ野菜

パプリカは、ナス科トウガラシ属に分類される、辛くないトウガラシ(唐辛子)の一種です。ピーマンとは学名も同じで、分類上は同じ野菜ということになります。

日頃目にする緑色のピーマンは、未熟な状態で収穫したものです。そのまま完熟させると赤ピーマン(カラーピーマン)になります。
カラーピーマンの中でも、大きく肉厚でベル型のものをパプリカと呼ぶのが一般的です。
独特の青臭さや苦みが特徴的なピーマンとは異なり、パプリカは甘みや酸味を感じられます。サラダにしたり、焼いたり、スパイスとして使われたりと、さまざまな方法で食べられる野菜です。

旬は夏場

パプリカは暖かい地域が原産の野菜で、高温に強く寒さに弱いのが特徴です。輸入品やハウス栽培が多く流通しているため一年中見かけますが、国産のパプリカの旬は6~9月頃に当たります。
旬のパプリカは、みずみずしさや甘みを楽しめるのが魅力です。

含まれている栄養素は?

未熟な状態で収穫される緑色のピーマンと完熟しているパプリカでは、栄養の含有量が異なります。
栄養素の種類自体に大きな違いはありませんが、β-カロテン(ビタミンA)やビタミンD、ビタミンCといった栄養素は、赤色のパプリカの方が多く含まれています。

また、赤パプリカや黄パプリカなど、色ごとに栄養素の含有量は異なる点も特徴です。※

パプリカの選び方のコツ

パプリカの選び方のコツ

パプリカは、生食することもできる野菜です。おいしく食べるために、鮮度の良いものの見分け方も覚えておきましょう。

鮮度の良いパプリカの特徴

・全体にツヤやハリがあり、色味が濃い
・ヘタの切り口が鮮やかな緑色をしている
・みずみずしさがあり、持った時に弾力を感じられる

皮に皺ができていたり、ヘタの切り口が変色したりしているものは、鮮度が落ちている可能性があるため、選ぶのは避けることをおすすめします。

パプリカをおいしく保存するには?

パプリカをおいしく保存するには?

パプリカをおいしく食べるには、鮮度の良いものを選ぶだけでなく、正しい方法で保存することも大切です。パプリカの保存のコツを、冷蔵と冷凍の2パターンに分けてご紹介します。

冷蔵保存の場合

購入してすぐに使い切る予定がある時は、冷蔵庫の野菜室で保存できます。保存期間の目安は、約1週間です。

切らずに丸ごと保存する時は、キッチンペーパーなどで包んで乾燥を防ぐと、おいしさを保ちやすくなります。
カットしたパプリカは、切り口から水分が蒸発するのを防ぐために、ラップをしっかり密着させて保存してください。傷みやすい種やワタは取り除いておくのがポイントです。

また、パプリカは水気に弱いです。冷蔵する前に、乾いたキッチンペーパーなどで表面の水気はしっかりと拭き取っておきましょう。

涼しい時期なら常温保存もできますが、温度管理が難しいため、基本的には冷蔵することをおすすめします。

冷凍保存の場合

すぐに使う予定がない、長く保存したいという時は、冷凍するのがおすすめです。冷凍だと、保存期間を1カ月ほどに延ばせます。

丸ごとでも、カットしてからでも冷凍できますが、丸ごと冷凍した方が鮮度は保ちやすいです。おいしさをキープしたい時は丸ごと、省スペースで保存したい時はカットしてからなど、状況に応じて冷凍方法を変えると良いでしょう。

冷凍したパプリカは、凍ったまま加熱調理して食べられます。カットしたい時は、包丁が入りやすくなるまで常温で数分置いてください。
パプリカは冷凍すると食感が変化します。生食だと食感が気になることもあるため、炒め物やスープの具材に使うのがおすすめです。

パプリカのおいしい食べ方

パプリカのおいしい食べ方

パプリカは、生のままでもおいしく食べられます。赤や黄色など、色鮮やかな見た目を生かして、サラダの彩りに加えるのも良いでしょう。

また、加熱調理して食べるのもおすすめです。皮が黒くなるまで加熱してから皮を剥くと、甘みが増しておいしくなります。ラタトゥイユやマリネ、ピクルスなどもよく合います。

彩りにも使えるパプリカを料理に生かそう

彩りにも使えるパプリカを料理に生かそう

パプリカは見た目こそピーマンと似ていますが、味わいや栄養素は大きく異なります。ピーマンのような青臭さは控えめで甘みが強いので、ピーマン特有の味や香りが苦手な方にもおすすめです。

また、完熟した状態で収穫するため、栄養が豊富に含まれている点も見逃せません。おいしく、料理の彩りとしても使いやすいパプリカを、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。


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