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薬味以外でも楽しめる! みょうがの使い方と保存方法

薬味以外でも楽しめる! みょうがの使い方と保存方法

シャキシャキとした食感と独特の味わいを持つ「みょうが」は、そうめんに添えたり、豆腐(冷ややっこ)に乗せたり、夏場に大活躍する野菜です。
薬味として使う印象が強いみょうがですが、実はさまざまな方法でおいしく食べられます。保存のコツや使い方を知って、みょうがの魅力をさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここでは、多くの用途で使えるみょうがの基礎知識をご紹介します。


みょうがってどんな野菜?

みょうがってどんな野菜?

夏場に薬味として料理に添えられることが多いみょうがですが、具体的にどのような野菜なのでしょうか。
みょうがの旬や、含まれている栄養素は、以下のとおりです。

みょうがを食べるのは日本だけ?

みょうが(茗荷)は、3世紀に書かれた文献『魏志倭人伝』にも記述があるほど、古い歴史を持つ香味野菜です。
原産地はアジア東部で、日本ではおなじみの野菜ですが、食用として栽培しているのは世界でも日本だけとされています。

みょうがの可食部は、地下茎から出る花穂(かすい・穂のような形で咲く花のこと)の部分です。そのため「花みょうが」と呼ばれることもあります。
また、みょうがにもいくつか種類があり、光を遮って育てたものは「みょうがだけ」と呼ばれます。

旬は夏から秋にかけて

1年中スーパーで見かける野菜ですが、旬は夏から秋にかけてです。6~8月頃に収穫されるものは夏みょうが、8~10月頃に収穫されるものは秋みょうがと呼ばれます。
夏みょうがの方が小ぶりで、秋みょうがは色鮮やかな見た目をしているのが特徴です。

含まれている栄養素は?

みょうがは、可食部のうち約95%が水分ですが、カリウムやカルシウム、マグネシウムといった栄養素も含まれています。※
また、みょうがの香りに含まれている成分は食欲を増進させるといわれています。夏バテ予防の一環として、みょうがを活用してみてはいかがでしょうか。

新鮮なみょうがの選び方

新鮮なみょうがの選び方

みょうがは、独特の味わいや爽やかな香りが魅力の野菜です。特徴を生かすために、鮮度の良いみょうがの選び方も覚えておきましょう。

鮮度の良いパプリカの特徴

・みずみずしく、丸みがある
・身がしっかりとしまっている
・皮にツヤがあり、色も鮮やか

花が開いているものは、風味が落ちているため注意が必要です。

みょうがの保存方法のポイント

みょうがの保存方法のポイント

使い勝手が良い反面、みょうがは非常に鮮度が落ちやすい野菜です。生のものをそのまま保存すると、すぐに傷んで食べられなくなります。
鮮度を保つために、保存する時は以下の点に気を付けましょう。

冷蔵保存の場合

生のまま食感や香りを保ちたい時は、冷蔵保存するのがおすすめです。みょうがを水洗いしたら、濡らしたキッチンペーパーなどで包んで、乾燥を防ぎます。さらにポリ袋や保存容器に入れたうえで、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
この方法だと、10日程度保存可能です。

切らずに丸ごと保存する時は、キッチンペーパーなどで包んで乾燥を防ぐと、おいしさを保ちやすくなります。
カットしたパプリカは、切り口から水分が蒸発するのを防ぐために、ラップをしっかり密着させて保存してください。傷みやすい種やワタは取り除いておくのがポイントです。

また、みょうがを入れた密閉容器に、みょうがが浸るくらいの水を注いでから野菜室で保存する方法もあります。水を定期的に取り換える手間はかかるものの、2週間~1カ月ほど鮮度を保てるのがメリットです。

味は変化しますが、みょうがを酢漬けするのも良いでしょう。酢漬けにすれば、冷蔵庫でも2カ月ほど保存できます。

冷凍保存の場合

たくさん手に入った、酢漬けにしないで長期間保存したいという時は、冷凍するのがおすすめです。
水洗いしたみょうがをラップで包んでから冷凍庫に入れるだけで、2カ月ほど保存できます。

冷凍庫内のスペースを節約したい方は、千切りや輪切りなど、使いやすい大きさにカットしてから冷凍すると便利です。
ただし、カットしたみょうがは2週間ほどしか保存できません。長く保存したい方は、カットせずに保存しましょう。

冷凍したみょうがは、凍ったまま適当な大きさにカットすれば料理に使えます。凍っていて切りにくい時は、常温で数分置いて柔らかくするのがコツです。

薬味だけじゃない! みょうがのおいしい使い方

薬味だけじゃない! みょうがのおいしい使い方

そうめんや豆腐に乗せるなど、添え物という印象が強いみょうがですが、さまざまな方法で楽しめる野菜です。

味噌汁の具材にしたり、なすと一緒にあえて酢の物にしたり、ごはんに混ぜたりしてもおいしく食べられます。天ぷらや炒め物にするのも良いでしょう。食べる直前に切ると、みょうがの香りをしっかり楽しめます。

また、みょうがにはアクが含まれています。生で食べる時は、水にさらしてアク抜きを行うことが重要です。水にさらしすぎると風味も飛んでしまうため、アク抜きするのは30秒ほどで構いません。
アク抜きが終わったら、すぐにキッチンペーパーなどで水気を拭き取るのもポイントです。

いろいろな方法でみょうがを楽しもう

いろいろな方法でみょうがを楽しもう

薬味の印象が強いみょうがですが、天ぷらにしたり、炒め物にしたりと、さまざまな料理で楽しむことができます。香りが食欲増進につながるとされているので、夏バテ予防の一環で料理に取り入れるのも良いでしょう。

ただし、みょうがは非常に傷みやすいです。鮮度を保つために、正しい方法で保存することを心がけてください。
薬味でしか使ったことがないという方は、別の方法でもみょうがを活用してみてはいかがでしょうか。


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