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刺身は冷凍できる?
刺身は劣化が進みやすい生ものです。冷蔵庫のチルド室で保存するのが基本で、冷凍はあまりおすすめできません。
魚によっては、そもそも冷凍に向いていない場合がある点に注意が必要です。例えば、タコやイカ、ホタテなどは冷凍保存に向いています。マグロやサーモン、ぶり、鯛をはじめとした白身魚なども冷凍保存可能です。
しかし、イワシやサンマなどの青魚は傷みやすいため、冷凍には向きません。どうしても冷凍したい場合は、買ったらすぐに冷凍し、食べる前に必ず火を通してください。
また、自分で釣った魚をさばく場合は、寄生虫(アニサキス)にも注意する必要があります。
どうしても冷凍したい場合の手順
刺身の冷凍保存は味が落ちやすいため、基本的には避けることをおすすめします。どうしても冷凍したい場合は、以下の手順で冷凍を行ってください。
柵のまま冷凍する
刺身はできるだけ柵(ブロック)のまま冷凍しましょう。切り身だと味が落ちやすくなります。また、包丁から雑菌が移る可能性も捨て切れません。
柵のまま冷凍する手順
1.トレーから取り出し、ドリップや水分を拭き取る
2.柵のままラップに包み、空気を遮断する
3.冷凍できる保存容器に入れて保存する
冷凍する際は、ラップの上からアルミホイルで包み、その状態でトレーにのせて冷凍庫に入れると、凍るまでにかかる時間を短くできます。
保存期間の目安は1ヶ月程度ですが、可能な限り早く食べ切りましょう。
漬けにして冷凍する
刺身は、醤油漬けなどにしてから冷凍すると日持ちしやすいです。切り身の刺身を保存したい場合は漬けにすると良いでしょう。
漬けにして保存する方法
1.魚に塩をまぶして冷蔵庫に置く
2.出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る
3.タレに浸けて味を染み込ませ、保存容器に入れて冷凍庫で保存する
醤油漬けだけでなく、洋風の味付けにしたり、白身魚の場合は昆布締めにしたりするのもおすすめです。
刺身を冷凍する際のポイント
刺身を上手に冷凍するには、注意点を押さえておくことも大切です。冷凍する際は、以下のポイントを意識しましょう。
ドリップをしっかり拭いておく
ドリップとは、魚から出る赤い液体のことです。水分やタンパク質、うまみ成分などが含まれていて、処理しないと生臭さや変色の原因となります。
刺身をトレーから取り出したら、冷凍前にしっかりドリップや水分を拭いておきましょう。
庫内の温度変化を防ぐ
冷凍庫のドアを何度も開け閉めしたり、長時間開けたりしていると、庫内の温度が上がって冷凍までにかかる時間が延びてしまいます。刺身の劣化を避けるには、開け閉めを最小限にして、庫内の温度変化を防ぐことが重要です。
刺身をおいしく解凍する方法
冷凍した刺身は、冷蔵庫に移してからゆっくり解凍するのが基本です。時間をかけることで、ドリップが出るのを防ぎ品質の劣化を避けられます。ドリップを取り除くために、冷蔵庫に入れる前にキッチンペーパーで包んでおくのも良いでしょう。
一度塩水で刺身を洗ってから、冷蔵庫で解凍する方法もおすすめです。
時間がない場合は保存容器ごと氷水に浸ける方法でも、問題ありません。流水解凍や常温での自然解凍は、ドリップが出やすくなるので避けましょう。
また、一度解凍した刺身の再冷凍は避け、その日のうちに食べ切ることを心がけてください。その際、必ず加熱してから食べるのも重要です。
傷んだ刺身は食べるのを避けよう
解凍後、明らかに普段とにおいや見た目が違う刺身は、傷んでいる可能性が高いです。
以下のような状態が見られる場合は、冷凍してから日が経っていないとしても、食べるのは避けてください。
傷んでいる刺身の特徴
・酸っぱいにおいや生臭いにおいがする
・ぬめりけが強い
・変色している
魚の種類や季節によって、傷むまでの時間は変わる場合もあります。少しでもおかしいと感じたら、食べるのは避けてください。
冷凍保存に使えるiwakiの保存容器
ここでは、刺身の冷凍保存に使えるiwakiの保存容器をご紹介します。耐熱ガラス製の保存容器なので、におい移りに強いのもメリットです。
パック&レンジ
保存容器や食器、調理道具の3役をこなせる保存容器です。フタをしたままの電子レンジ調理に対応しています。
また、容量1Lの深型タイプは、作り置きや食器としての用途で使いやすく便利です。
パック&レンジ(Shinzi Katohシリーズ)
デザイナーとして活躍している、シンジカトウのデザインが側面にあしらわれているパック&レンジです。可愛らしいデザインが、食卓を明るく彩ります。
NEW パック&レンジ
フタの開閉が柔らかくなったパック&レンジです。におい移りや色移りなどに強いので、刺身の保存に適しています。
本体だけでなくフタも食洗器で洗えるので、刺身を入れても清潔さを保てます。
密閉パック&レンジ
フタについたバルブで簡単に密閉できる、密閉性の高い保存容器です。しっかり空気を遮断したい刺身の保存に最適です。
密閉パック&レンジ(幅広)
シリコン製のパッキンがついていて、高い密閉度を保てる密閉容器です。フタについた白いバルブを押すことで、簡単に密閉できます。
パックぼうる
フタがついていて、冷蔵庫や冷凍庫内に重ねて収納できるボウルです。冷凍庫内の縦スペースを有効活用できます。
また、ボウルとして活用できるので、刺身を漬ける際に活用するのもおすすめです。
刺身はできるだけ早く食べ切ろう
食べきれなかった刺身は、冷凍保存することで長持ちさせられます。ただし、おいしさが損なわれてしまうので、基本的には冷凍せずにすぐ食べ切るのがおすすめです。
すぐに消費できない刺身は、傷まないように注意しながら、冷凍保存を活用してみてはいかがでしょうか。
日本の食文化のひとつである刺身。買ったのは良いものの、食べきれずに余らせてしまったという経験がある方もいらっしゃるでしょう。
魚の種類によっては冷凍保存で保存期間を延ばせる一方で、おいしさが損なわれたり、食中毒につながったりする恐れがあるため、刺身を保存する際はコツを知っておくことが重要です。
ここでは、刺身を上手に冷凍する方法や解凍方法、刺身の冷凍保存に使える保存容器をご紹介します。