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玉ねぎの旬はいつ? 基礎知識から選び方、上手な保存方法をご紹介

玉ねぎの旬はいつ? 基礎知識から選び方、上手な保存方法をご紹介

玉ねぎは、季節を問わず食卓に並ぶことが多い野菜です。サラダやスープ、炒め物など、幅広い料理で活躍する一方で、旬がいつなのか、どのような玉ねぎが新鮮なのかといった基本的なことを知らない方は多いかもしれません。
ここでは、玉ねぎを使う際に覚えておきたい旬や栄養素、選び方、保存方法といった基礎知識をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


玉ねぎの基礎知識

玉ねぎの基礎知識

玉ねぎは、幅広い料理に使うことができるだけでなく、比較的日持ちしやすい便利な野菜です。品種や栄養素、旬といった基本的な知識を押さえて、よりおいしく便利に玉ねぎを活用しましょう。

数種類ある玉ねぎの品種

炒め物や煮込み、生食など、幅広い食べ方ができ、毎日の食卓に欠かせない玉ねぎですが、日本に入って来たのは明治時代と、比較的歴史は浅い野菜です。
日本で多く出回っているのは「黄玉ねぎ」と呼ばれる品種で、通常は収穫後1ヶ月程度乾燥させたものが出荷されます。黄玉ねぎ以外にも、「赤玉ねぎ」や「白玉ねぎ」、「小玉ねぎ」といった品種があります。

春先になると「新玉ねぎ」が出回りますが、これは黄玉ねぎや白玉ねぎを収穫してすぐに出荷したもので、特定の品種を指すわけではありません。
新玉ねぎは、通常の玉ねぎよりも皮が薄く、水分量も多いのが特徴です。辛みも抑えられていて、みずみずしい食感と甘みを楽しむことができます。

味わいは異なりますが、新玉ねぎと通常の玉ねぎの成分に大きな違いはありません。辛みや香りのもとになる「硫化アリル」をはじめ、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCなどの成分が含まれています。※

※参照:文部科学省 「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html
農林水産省「新たまねぎと普通のたまねぎとは品種が違うのですか。」
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/2006/01.html

玉ねぎの旬はいつ?

玉ねぎは、北海道や兵庫県、佐賀県など、日本国内でも多くの場所で生産されていて、地域ごとに収穫時期も異なります。さらに、保存性が高く、需要に合わせて供給量を調整しているため、1年間安定して流通しているのも特徴です。旬の時期がいつなのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。

新玉ねぎの場合、旬の時期は3~4月頃です。通常の玉ねぎと異なり、乾燥させる工程がなく日持ちしにくいため、旬の時期は短めになっています。

新鮮な玉ねぎを選ぶコツは?

新鮮な玉ねぎを選ぶコツは?

玉ねぎは他の野菜に比べると日持ちしやすいですが、できるだけ新鮮なものを選んだ方が、おいしく食べることができます。
新鮮な玉ねぎの選び方のコツは、以下のとおりです。

新鮮な玉ねぎの選び方

・皮が乾いていてツヤがある
・硬くしまっていて、手に持つと重みを感じる
・首の部分が小さくしまっている

軽い玉ねぎは、乾燥し過ぎて水分が抜けていたり、傷んで中が空洞になったりしている場合があるため、避けた方が良いでしょう。

新玉ねぎを使ったおすすめ料理

新玉ねぎを使ったおすすめ料理

玉ねぎはさまざまな料理で使えますが、春先に旬を迎える新玉ねぎはどのような料理に使うのが良いのでしょうか。

新玉ねぎは、通常の玉ねぎよりもみずみずしさがあり、辛みも抑えられています。生のままサラダにしても、おいしく食べることが可能です。
加熱すると甘みが増す特徴を生かして、輪切りにした玉ねぎをフライパンで焼いて「新玉ねぎのステーキ」にしたり、スープやお味噌汁の具材として使ったりするのもおすすめです。

また、新玉ねぎを使ってポタージュを作っても、爽やかな味わいや甘みを楽しむことができます。

玉ねぎを上手に保存するためのポイント

玉ねぎを上手に保存するためのポイント

比較的保存しやすい玉ねぎですが、おいしさを保つには保存方法のポイントを押さえておくことが大切です。
玉ねぎを保存する際のポイントを、常温・冷蔵・冷凍の3つに分けてご紹介します。

常温保存

基本的に、玉ねぎは常温で保存できる野菜です。キッチンペーパーで汚れを拭き取ったらカゴやネットに入れ、風通しが良く直射日光の当たらない冷暗所に吊るしておきましょう。常温の場合、1~2ヶ月が保存期間の目安です。

ただし、梅雨時や夏場など湿気が高い時期は、傷む恐れがあるため、冷蔵か冷凍保存することをおすすめします。

冷蔵保存

湿気が高い、皮をむいてカットしてしまったという場合は、冷蔵保存すると良いでしょう。
1個を丸ごと冷蔵する場合は、キッチンペーパーや新聞紙で1個ずつ包んだら、保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。皮をむかずにそのまま冷蔵するのがポイントです。

すでにカットしている場合は、傷むのを防ぐために、ラップでしっかりと切り口を包んでから保存しましょう。保存できる期間の目安は、5日ほどです。

冷凍保存

冷凍保存を活用するのもおすすめです。冷凍すると甘さが増して辛みを感じにくくなるため、玉ねぎが苦手な方でもおいしく食べられます。
冷凍保存の際は、事前に使いやすい大きさにカットしておくのがポイントです。丸ごとでも冷凍できますが、冷凍前に適当な大きさにカットしておけば、解凍後すぐ調理に使えます。

冷凍保存の手順

1.使いやすい大きさにカットする
2.小分けにしてラップで包み、保存容器に入れて冷凍する

加熱調理なら凍ったままでも使えるため、解凍する手間もかかりません。
玉ねぎの冷凍保存のコツについては、以下の記事でも詳しくご紹介しているので、併せてご確認ください。

⇒玉ねぎは冷凍保存で料理の時短に! 冷凍するメリットやコツを解説
https://igc.co.jp/shop/pg/164/

さまざまな料理で玉ねぎを堪能しよう

サラダや炒め物、煮物、揚げ物など、玉ねぎはさまざまな料理でおいしく食べられる野菜です。日持ちしやすく、1年間安定して出回っているなど、便利に使いやすい点も魅力といえます。

ただし、湿気には弱いため、季節に応じて保存方法を変える、カットしたらしっかりと切り口をラップで包むといった対策は欠かせません。甘みが増すので、冷凍保存を活用するのもおすすめです。
選び方や保存方法を踏まえて、玉ねぎをおいしくいただきましょう。


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