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トマトはどんな野菜? 特徴や保存方法を知って料理に活用しよう

トマトはどんな野菜? 特徴や保存方法を知って料理に活用しよう

サラダや煮込み料理、ソースなど、トマトはさまざまな方法で使える便利な野菜です。高い人気を誇る身近な野菜のひとつですが、トマトの栄養や旬をよく知らない方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、トマトをより楽しめるようになる基礎知識や選び方、保存のコツ、おすすめの使い方などをご紹介します。


トマトの基本情報

トマトの基本情報?

生で食べたり、スープにしたり、トマトはさまざまな料理で使うことができる野菜です。そのままでも十分おいしいですが、豆知識や旬の時期などを知れば、よりトマトを楽しめるようになります。


ここでは、トマトの基礎知識についてご紹介します。

トマトはナス科の野菜

トマトは、ナスやじゃがいも、ピーマン、唐辛子などと同じく、ナス科に分類される野菜です。南米のアンデス高原が原産地で、メキシコに伝わってから食用としての栽培が始まりました。トマトという名前は、メキシコ先住民の言葉で「膨らむ果実」を意味する「トマトゥル(tomatl)」が語源とされています。

日本に伝わったのは江戸時代頃ですが、当初は観賞用の植物として親しまれていました。明治時代になると食用としての栽培が始まりますが、広く食べられるようになったのは昭和の初め頃だそうです。

大玉や中玉、ミニトマトといった大きさによる分類に加えて、桃色系や赤色系といった色による分類もあり、現在は300種類を超えるトマトが栽培されています。

豊富な栄養も魅力

トマトは、たくさんの栄養素を含んでいるのも特徴です。トマトの鮮やかな赤色のもとである色素成分「リコピン」をはじめ、クエン酸やカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどの栄養素を含んでいます。※

※1参照:文部科学省 「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html

トマトの旬は真夏じゃない?

アンデス山脈の高原地帯が原産であるトマトは、強い日差しと昼夜の寒暖差を好む野菜で、高温多湿な環境は得意ではありません。そのため、トマトがおいしくなる季節は春~初夏辺りの時期とされています。北海道や東北など気温が低い地域は、夏~秋頃にかけてもおいしいトマトが収穫できます。

ハウス栽培に加えて、春は暖かい地域、夏場は涼しい地域で栽培することで、1年間おいしいトマトを収穫できているのです。

新鮮なトマトを選ぶポイント

新鮮なトマトを選ぶポイント

トマトを使っておいしい料理を作るには、鮮度が良いものを選ぶこともポイントです。新鮮なトマトの特徴としては、以下の点が挙げられます。

新鮮なトマトの特徴

・ずっしりと重みがあり、裂果がない
・皮にハリがあり、色ムラがなく濃い色味をしている
・ヘタの緑色が濃い
・お尻の部分から伸びる白い線(スターマーク)がはっきりと出ている

トマトをおいしく保存する方法

トマトをおいしく保存する方法

トマトは手に入りやすく、日頃からよく使う野菜ですが、買い過ぎて余らせてしまうことも考えられます。トマトを保存する方法も、覚えておくと便利です。
常温、冷蔵、冷凍の3つに分けて、トマトの保存方法のポイントをご紹介します。

常温で保存する方法

トマトが熟しきっておらず、緑の部分が残っている場合は、常温で保存すると追熟させられます。トマトを1つずつキッチンペーパーや新聞紙などで包んだら、ヘタが下になるように、気温差が少ない冷暗所で保存しましょう。
追熟して赤くなったら、冷蔵庫に移して保存してください。

ただし、夏場は室温が高く、熟すよりも先に傷んでしまう恐れがあるため、常温保存は避けた方が良いでしょう。

冷蔵保存する方法

トマトの保存に適した温度は10℃前後とされています。チルド室では温度が低すぎて傷む可能性があるので、野菜室に入れて冷蔵するのがポイントです。
1個ずつキッチンペーパーで包んでから袋に入れ、ヘタ側を下に向けて保存します。保存期期間の目安は、1週間~10日ほどが目安です。

冷凍保存する方法

トマトをより長持ちさせたい場合は、冷凍保存するのがおすすめです。冷凍した場合は、1ヶ月程度保存できます。皮がむきやすくなったり、生の状態に比べてうまみが出やすくなったりするのも、冷凍するメリットです。

そのまま冷凍する場合は、ヘタを取り除いたらキッチンペーパーで水気を拭き取り、保存容器に入れて保存しましょう。
カットしている場合は、トマト同士が重ならないようにすると取り出しやすく便利です。種やゼリー状の部分にもうまみが含まれているので、冷凍する際に取り除かないこともポイントです。

冷凍したものは食感が変わるため生食に向きませんが、加熱調理するとおいしく食べられます。
トマトの冷凍のコツや解凍方法については、以下のページで詳しくご紹介しているので、併せてご確認ください。

おいしさを保ったままトマトを冷凍保存する方法とは? コツや注意事項も解説
https://igc.co.jp/shop/pg/184/

おすすめの定番トマト料理

おすすめの定番トマト料理

トマトは、生のままでもおいしく食べられる野菜です。サラダやナムルにしたり、冷製パスタや冷やし中華の具材に使ったりするといった使い方が、例として挙げられます。

また、トマトは加熱によってうま味が増します。丸ごと焼いたり、スープにしたり、ソースにして料理にかけたりするのもおすすめです。チーズと相性が良いので、トマトリゾットやトマトのチーズ焼きなどにしても、おいしく食べることができます。

トマトに関する知識を深めよう

豊富な栄養を含んでいて、生でも加熱してもおいしく食べられるトマトは、日々の食卓に欠かせない野菜のひとつです。さまざまな品種があるので、自分好みのトマトを探してみるのも良いでしょう。
旬や選び方、保存方法のコツを押さえて、トマトを使ったおいしい料理作りに役立ててみてください。


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