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豚肉のおいしさを保つ冷凍保存のコツ
豚肉が悪くなる主な原因は、酸化・乾燥・ドリップ・冷凍焼けの4つです。部位や切り方に関わらず、以下の4つのコツを意識して冷凍すると、おいしさを保ちやすくなります。
買ってきたらすぐ急速冷凍する
豚肉のおいしさを長持ちさせるには、鮮度が良いものを冷凍することが大切です。冷蔵庫に入れておいた豚肉を冷凍庫に移すのは控え、買ったものをすぐに冷凍しましょう。
また、冷凍に時間がかかると、豚肉の持つうまみが失われてしまいます。できるだけ平らにならす、1回で使い切れる量に小分けにするなど、時間をかけずに冷凍するのがポイントです。
冷凍庫に急速冷凍機能が搭載されている場合は、その機能を活用するのも良いでしょう。急速冷凍機能がない時は、金属製のトレーや保冷剤を使うと、冷凍にかかる時間を短くできます。
パックから取り出してラップで包む
スーパーなどで売られている豚肉は、パックに詰められていることが多いですが、そのまま保存するのは避けましょう。パックのままだと、冷凍するまでに時間がかかったり、空気に触れて酸化しやすくなったりする恐れがあります。
パックから取り出してラップなどに包み、保存容器に入れるのがおすすめです。
表面の水分は取っておく
豚肉のパックにたまっている赤い水分は「ドリップ液」と呼ばれる、肉のうまみや栄養、水分が抜け出たものです。そのまま冷凍すると豚肉の食感や風味を損ねてしまうため、冷凍する前に表面の水分をしっかりと拭き取っておきましょう。
この時、素手で豚肉に触れるのは避けてください。雑菌の付着を防ぐために、使い捨ての食品用手袋などの使用をおすすめします。
下ごしらえしておくのもおすすめ
しょうゆや味噌で味付けする、加熱しておくなど、冷凍前に下ごしらえを済ませておくのもおすすめです。
調味料を使ったり、火を通したりすることで細菌の繁殖が抑えられ、保存期間を延ばすことができます。
また、事前に下ごしらえをしておくことで、解凍後の調理時間の短縮にもつながる点もメリットです。料理の手間を減らしたい時は、下ごしらえを行っておきましょう。
豚肉の上手な冷凍方法
冷凍のコツを押さえたところで、実際に豚肉を冷凍していきましょう。カットタイプごとに冷凍方法の手順をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ひき肉
表面の水分を取ったら1回の料理で使う量ごとに小分けにして、ラップで包んで保存します。
ひき肉は空気に触れる面が多く、劣化しやすいため注意が必要です。保存期間を延ばしたい方は、事前に炒めたり下味をつけたりしておくと良いでしょう。
薄切り肉・こまぎれ肉
薄切り肉やこま切れ肉も、1回分ずつ小分けにして冷凍保存します。お肉が重なり過ぎないように、1枚ずつ広げながらラップで包むのがポイントです。
ラップで包み終えたら、そのまま金属製のトレーにのせて急速冷凍を行いましょう。
豚肉が凍ってから、保存容器に入れ直して冷凍庫で保存するのがおすすめです。
厚切り肉
ステーキやとんかつ用の厚切り肉は、筋切りなどの下処理を事前に済ませておくと、解凍後スムーズに料理に使えます。下処理を行った後は1枚ずつラップで包み、保存容器に入れて冷凍しましょう。
とんかつにすることが決まっている場合は、衣をつけてから冷凍するのもおすすめです。解凍せずにそのまま油で揚げられるので、料理の時短につながります。
ブロック肉
大きな塊のブロック肉は、どんな料理に使うかに応じて冷凍方法を変えると良いでしょう。
焼き豚などに使う場合は、塊のままラップに包んで冷凍します。
カレーやシチューなどに使う場合は、食べやすい大きさにカットしてから1食分ずつ小分けにしてラップに包み、冷凍するのがおすすめです。
冷凍した豚肉の保存期間は?
冷凍した豚肉の保存期間は、カットの方法によって異なります。大まかな目安としては、空気に触れる面積が大きいひき肉で2週間程度、それ以外のもので3~4週間程度です。
ただし、賞味期限内でも冷凍焼けが起こる場合があります。
冷凍焼けとは、冷凍によって食材の水分が失われ、乾燥してしまう現象のことです。冷凍焼けを起こすと酸化が進みやすくなるため、おいしさが損なわれてしまいます。
保存期間に関わらず、できる限り早めに食べ切るようにしましょう。
冷凍した豚肉をおいしく解凍する方法
冷凍した豚肉の味は、解凍の仕方にも左右されます。温度変化を抑えてドリップが出るのを防ぐ、細菌の繁殖を防ぐ、解凍時に加熱し過ぎないという3点を守ることが、おいしく解凍するポイントです。
豚肉のおすすめの解凍方法や、避けた方が良い解凍方法は、以下のとおりです。
冷蔵庫での自然解凍がおすすめ
冷凍した豚肉をおいしく解凍したい場合は、冷蔵庫内で自然解凍するのがおすすめです。時間はかかりますが、ゆっくりと解凍することで肉汁が流れ出るのを防げます。
冷蔵庫に入れるのではなく、氷水を張ったボウルにつけて解凍することも可能です。
この時、お肉の外側は元に戻っていて、内側は少し凍っている「半解凍」を目安に解凍すると、豚肉のうまみをキープできます。
電子レンジや常温での解凍は控えよう
常温解凍や熱湯を使った解凍は、雑菌が繁殖しやすい、肉汁が漏れるといったデメリットがあるので厳禁です。
電子レンジを使って解凍することはできるものの、加熱ムラが起きたり、火が通り過ぎたりする場合もあります。基本的には、すぐに豚肉が必要な時以外は、電子レンジで解凍するのも避けることをおすすめします。
変色や冷凍焼けが起こったらどうする?
ご紹介したコツを踏まえて冷凍していたとしても、変色や冷凍焼けなどのトラブルは起こる可能性をゼロにはできません。
豚肉がくすんだ色になっている時は、冷凍焼けを起こしている可能性があります。冷凍焼けした豚肉は見た目こそ変化しているものの、腐っているわけではありません。
とはいえ、味は落ちているので、加熱調理しては早めに食べ切りましょう。酸化してにおいが気になる時は、カレーやシチューにしたり、お酢を使った料理にしたりすると、においを軽減できます。
酸っぱいにおいやアンモニア臭がする、表面に粘りが見られるといった豚肉は腐っている恐れがあります。食べずにそのまま処分してください。
豚肉の冷凍にはiwakiの保存容器を活用しよう
豚肉を冷凍する際は、iwakiの保存容器を活用するのがおすすめです。保存容器としてはもちろん、他の用途でも便利に使用することができます。
冷凍に対応しているiwakiの保存容器をご紹介するので、冷凍保存の際に使ってみてはいかがでしょうか。
パック&レンジ
食器や調理道具としても便利に使える保存容器です。電子レンジやオーブンに対応しているので、下ごしらえして冷凍した豚肉を、容器を移し替えることなく加熱調理できます。
深さのある深型タイプは、ブロック肉などの大きめの豚肉を保存する際におすすめです。
パック&レンジ(Shinzi Katohシリーズ)
本体にかわいらしいデザインがあしらわれているのが特徴です。食卓を明るく彩ることができ、テーブルウェアとしてもおしゃれに使えます。
NEWパック&レンジ
フタの仕様が異なり、開閉がソフトになっています。フタも食洗機に対応しているため、簡単なお手入れで、いつでも清潔に使うことができます。
密閉パック&レンジ
耐熱ガラス製の密閉保存容器です。密閉容器ですが、フタをしたまま電子レンジに入れて加熱できます。
におい漏れや液漏れがしにくいので、調味料で下ごしらえした豚肉の保存にも最適です。
密閉パック&レンジ(幅広)
シリコン製のパッキンで、高い密閉度を保てる密閉容器です。フタについたバルブを押すだけで、簡単に密閉できます。
パックぼうる
ラップなしでも使うことができる、便利なフタつきのボウルです。氷水を入れて豚肉を解凍するシーンでも使いやすいでしょう。
角がない丸型の形状で、汚れを落としやすい点も魅力です。
豚肉を冷凍して長持ちさせよう
豚肉は使用頻度が高く、たくさん購入することが考えられる食材です。上手な冷凍や解凍の方法を知っておけば、おいしさを長持ちさせられるようになります。安売りの日に多めに購入してストックしておけば、家計の節約にもつながるでしょう。
今回の記事を参考にして、ぜひ豚肉の冷凍保存を行ってみてください。
お肉にはさまざまな種類がありますが、精肉店やスーパーなどで安く売られていることが多い豚肉は、食卓に並ぶ頻度が高い食材のひとつです
しかし、豚肉は冷蔵だと長くても3日程度しか保存できません。すぐに使わない豚肉は、冷凍して保存期間を延ばすのがおすすめです。
この記事では、豚肉を冷凍する際の基本のコツや保存の手順、解凍のコツなどをご紹介します。