ここでは、栗を冷凍保存するメリットや手順、解凍方法などをご紹介します。
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栗を冷凍保存するメリット
栗は、鬼皮という厚く硬い外皮に覆われています。一見すると常温保存できそうですが、時間が経つにつれて実の水分が蒸発してしまい、味が悪くなります。虫に食べられてしまう可能性も捨てきれません。
新聞紙などで包んで野菜室に入れておけば、冷蔵保存でも問題ありませんが、新聞紙を都度交換する必要があるなど、少し手間がかかります。
手間なく長期間保存したい場合は、冷凍保存を活用するのがおすすめです。冷凍方法によりますが、食感や風味をキープしたまま、最大で6ヶ月ほど保存できるようになります。
また、一度冷凍した栗を解凍すると、鬼皮が柔らかくなって皮がむきやすくなるのもメリットです。
栗をおいしく冷凍する方法
栗を冷凍する方法はいくつかあります。食べ方などに応じて、その都度使い分けるのがおすすめです。栗の冷凍方法や手順を、3つご紹介します。
鬼皮付きのまま冷凍する
鬼皮付きのままなら、皮をむいたり茹でたりする必要がありません。冷凍前の手間を減らすことができて便利です。この方法だと、最大で6ヶ月ほど保存できます。
鬼皮付きのまま冷凍する方法
1.穴が空いたり黒ずんだりしている栗を取り除く
2.表面を水で洗い、ペーパータオルなどで水気を拭き取る
3.新聞紙などで包んだら、保存容器に入れて冷凍庫で保存する
小分けにして保存しておくと、使いたい分だけ取り出しやすくなります。
また、冷凍前に1日天日干ししておくのもおすすめです。糖化が進むので、栗が甘くなります。
鬼皮をむいてから冷凍する
皮をむいた栗が余った場合も、冷凍保存可能です。かさばりにくくなるので、冷凍庫内のスペースが少ない場合もこの方法で保存すると良いでしょう。保存期間は1~2ヶ月ほどです。
鬼皮をむいてから冷凍する方法
1.穴が空いたり黒ずんだりしている栗を取り除き、水に一晩浸けておく
2.水気を拭き取ったら切り込みを入れ、鬼皮と渋皮をむく
3.10分~15分程度水に浸け、アク抜きをする
4.ペーパータオルで水気を拭き取る
5.空気に触れないようラップなどで包み、保存容器に入れて冷凍庫で保存する
生のむき栗をそのまま冷凍すると、乾燥して味が落ちてしまいます。アク抜きを行った後に、砂糖をまぶしておくのもポイントです。乾燥を防ぐことができ、そのまま冷凍するよりもおいしさをキープできます。
茹でてから冷凍する
冷凍前に栗を茹でておくと、栗の甘みが増して皮もむきやすくなります。調理の時短にもつながるので、基本的に茹でた栗を冷凍するのがおすすめです。3ヶ月ほど保存できます。
茹でてから冷凍する方法
1.穴が空いたり黒ずんだりしている栗を取り除く
2.栗を鍋に入れて、水の状態から中火で茹でる
3.沸騰したら弱火にして、50分程度茹で続ける
4.火からおろして粗熱を取ったら、キッチンペーパーで水気を拭き取る
5.空気に触れないようにラップなどで包む
5.保存容器に入れて、冷凍庫で保存する
茹でている間は、浮いてきたアクをしっかり取り除くのがポイントです。
また、茹でた後皮をむいた状態でも冷凍できますが、保存できる期間は短くなります。
冷凍した栗の解凍方法
冷凍した栗は、凍ったまま料理に使うか、自然解凍するのが基本です。鬼皮付きの状態で冷凍した栗は、熱湯に少し浸けて解凍すると、皮がむきやすくなります。
茹でてから冷凍したものは、常温に30分ほど置いて自然解凍しましょう。
一方で、皮をむいて冷凍したものは、解凍すると食感が悪くなってしまいます。凍ったまま加熱して使うのがおすすめです。
虫が入っている栗の見分け方
栗は、中に虫が入っていることもあります。拾ってきたものだけでなく、市販品も虫に食べられている可能性があるので、購入前や冷凍前に確認しておきましょう。
以下の4点から、皮をむかずに虫食いを確認することができます。
・皮の表面に穴が開いている
・皮が黒くなっている
・水に入れて放置すると浮かんでくる
・栗を置いておくと白い粉が出てくる
栗の冷凍保存にはiwakiの保存容器がおすすめ!
栗の冷凍保存には、iwakiの保存容器を活用するのがおすすめです。ここからは、iwakiで取り扱っている冷凍対応の保存容器をご紹介します。
パック&レンジ
保存容器だけでなく、食器や調理道具としても使えるアイテムです。フタをしたままでも、電子レンジ調理を行えます。
容量1Lの深型は、作り置きの保存などにも最適です。
パック&レンジ(Shinzi Katohシリーズ)
デザイナーや絵本作家として活躍しているシンジカトウのデザインがあしらわれたパック&レンジです。自然な雰囲気漂うデザインのパッケージは、栗を使った料理との相性も抜群です。
NEW パック&レンジ
フタの開閉が柔らかくなったパック&レンジです。本体はオーブン加熱に対応しているので、焼き栗を作る容器としても活用できます。
本体とフタは食洗機で洗えるので、洗い物の手間がかからない点も魅力です。
密閉パック&レンジ
フタに付いたバルブで簡単に密閉できる、密閉性の高い保存容器です。空気に触れにくいので、栗の保存にも適しています。
密閉パック&レンジ(幅広)
シリコン製のパッキンで、高い密閉度を保てる密閉容器です。フタについたバルブを押すだけで密閉できます。
パックぼうる
フタ付きで、冷凍庫内の縦のスペースを有効活用できる保存容器です。栗を水に浸けたり、すり潰してペースト状にしたりする際も便利に使えます。
冷凍保存のコツを押さえて栗を長持ちさせよう
常温保存できるイメージもある栗ですが、そのまま放置すると味が劣化したり虫に食べられたりする可能性があります。使い切れない栗は、冷凍保存するのがおすすめです。
今回ご紹介した内容を参考に、栗をおいしく長持ちさせましょう。
ホクホクとした食感が特徴の栗は、代表的な秋の味覚のひとつです。栗ご飯や栗きんとん、甘栗、モンブランなど、さまざまな料理やスイーツで使われています。
しかし、人からたくさんいただいたなどの理由で、使い切れずに困ってしまうこともあるでしょう。常温保存に向きそうな栗ですが、長期保存をするのであれば冷凍が最適です。