納豆は冷凍保存できる？ 空気を遮断しておいしさを長持ちさせよう

一般的な市販の納豆の賞味期限は、冷蔵保存で1週間から10日前後です。
一方で、冷凍保存なら保存期間を1ヶ月以上まで延ばすことができます。冷凍保存を活用すれば、セールの日などにまとめ買いした納豆をストックしておくことができます。

1カ月以上冷凍した納豆も問題なく食べられるとされていますが、保存期間が長いほど劣化する可能性は高まります。保存期間はあくまでも目安として考え、できるだけ早めに使い切ることを心がけましょう。

納豆に含まれている納豆菌は、寒さに強いという特徴を持っています。低温環境だと休眠状態になるため、冷凍しても死滅することはありません。
冷凍によって風味や栄養が損なわれる心配がない点も、納豆を冷凍するメリットです。

納豆をパックのまま冷凍すれば、冷凍前の手間を省けます。時間をかけずに冷凍したい場合におすすめです。

1．未開封の納豆のパックをラップで包む
2．保存容器に入れ、冷凍庫で保存する

市販の納豆が入っているパックは通気性が良いため、そのまま冷凍庫に入れると乾燥やにおい移りが発生する可能性があります。パックごと冷凍する場合も、ラップでしっかりと包んで空気を遮断するのがポイントです。

パックから中身を取り出して冷凍する方法もおすすめです。複数人分の納豆をまとめて保存できるため、一度にたくさんのパックを消費するご家庭などに適しています。
また、パックのまま冷凍するよりかさばりにくいので、冷凍庫内のスペースを節約したい場合も、中身を取り出しておくと良いでしょう。

1．納豆をパックから取り出し、空気に触れないようラップで包む
2．保存容器に入れて、冷凍庫で保存する

ラップで包む前に、タレやからしで味をつけたり、薬味を加えて混ぜたりしてから冷凍すると、解凍してすぐに食べることができて便利です。におい移りを防ぐために、香りが強いごま油などを加えるのも良いでしょう。
ただし、下味をつけて冷凍すると保存期間が短くなります。2週間ほどを目安に使い切ることを心がけてください。

納豆は、赤ちゃんの離乳食にすることもできます。1食分ずつ小分けにして冷凍しておけば、すぐに調理に使えて便利です。
付属のたれには添加物が使用されていることがあるため、離乳食用の納豆に加えるのは控えることをおすすめします。

1．納豆をパックから取り出してざるに入れる
2．納豆にお湯をかける
3．月齢に合わせて、納豆をすりつぶしたり、刻んだりする
4．小分けにして1食分ずつラップで包む
5．保存容器に入れ、冷凍庫で保存する

お湯をかけることで、納豆特有の粘りやにおいを軽減できます。そのままでも食べられる場合や、粒が小さいひきわり納豆の場合は、豆をつぶさずに与えても問題ありません。

また、パックのまま冷凍した納豆を細かく切り分けて離乳食にする方法もあります。納豆が凍っているので、冷凍前に小分けにするよりも、簡単に切り分けやすいのがメリットです。
切り分けた納豆は、茹でて解凍した後にすりつぶしたり、刻んだりしましょう。

冷凍した納豆は、使う前日か半日前に冷蔵庫に移して自然解凍するのが基本です。ゆっくり時間をかけて解凍することで、おいしさや栄養を残しやすくなります。

特に、パックのまま冷凍した場合は、しっかりと解凍してから取り出すことが大切です。凍った納豆を無理に取り出そうとした結果、パックが納豆にくっついてしまう恐れがあります。
解凍後は通常の納豆と同様に、タレやからし、好みの薬味などを加えてかき混ぜてから食べると良いでしょう。
そのまま食べるのではなく、炒め物や汁物といった料理の具材にする場合は、解凍せずに加熱調理して問題ありません。

常温に置いたり、電子レンジで温めたりして解凍することもできます。
ただし、常温の室内に長時間納豆を置くと、発酵が進んで風味が損なわれてしまう恐れがあります。電子レンジでの加熱も、食感が悪くなったり、においが発生したりする原因になるため注意が必要です。

冷蔵庫に移して自然解凍するのを基本にして、常温や電子レンジでの解凍は、時間がない時の最後の手段として考えておきましょう。

保存容器や食器、調理道具の3役をこなせるアイテムです。フタをしたままでも電子レンジにかけられるので、ラップを使う必要がありません。
容量1Ｌの深型は、作り置きの保存や食卓に並べる器としても使いやすく便利です。

デザイナーや絵本作家として活躍しているシンジカトウのデザインがあしらわれているパック＆レンジです。
かわいらしいデザインで、食卓を明るく彩ることができます。赤ちゃんの離乳食を入れる容器としてもおすすめです。

パック＆レンジとフタのデザインが異なり、フタの開閉がソフトな仕様です。本体だけでなくフタも食洗機に対応しているので、清潔さを簡単に保てます。
変色やにおい移りにも強く、独特のにおいがする納豆の保存にもおすすめです。

フタについたバルブで簡単に密閉できる保存容器です。密閉性が高く、においが容器から漏れにくいため、納豆の保存に適しています。

シリコン製のパッキンで、高い密閉度を保てる密閉容器です。フタについたバルブを押すだけで密閉できます。

フタがついていて、冷蔵庫や冷凍庫内で重ねて収納できるのが魅力のアイテムです。ラップが必要なく、庫内のスペースを有効活用できます。
保存容器としてはもちろん、納豆をすりつぶす際にボウルとして使用するなど、さまざまな用途で活躍します。