そこで今回は、冷蔵庫をきれいに収納するコツをいくつかご紹介します。冷蔵庫収納を今一度見直して、おしゃれで使いやすい冷蔵庫を目指しましょう。
目次
冷蔵庫内を整理する前に中身を確認しよう
冷蔵庫内をきれいに整理する前に、一度中に入っているモノを全て取り出してみてください。現状で中にどんなモノがどれくらい入っているか確認しておけば、整理整頓を行いやすくなります。
中身を取り出した際に、賞味期限切れの食材や、使用頻度が低く持て余している調味料などが出てくるかもしれません。そのような食品は、思い切って処分することも、冷蔵庫内をすっきりさせるためのコツです。
また、冷蔵庫内を空にして電源を落としたら、外せる部分はすべて外して、中の掃除も行いましょう。掃除して庫内の汚れを取り除いておけば、よりきれいに冷蔵庫を使うことができます。
冷蔵庫を上手に活用する収納方法の基本
冷蔵庫内にモノを入れる際は、整理整頓の基本となるルールを決めておくと、きれいですっきりした、使いやすい冷蔵庫になります。
まずは、冷蔵庫内をきれいにする収納方法の基本を押さえておきましょう。
収納場所を決めておく
冷蔵庫内にモノをしまう前に、どこに何を入れるのかあらかじめ決めておくと、きれいに収納しやすいです。
冷気は下に溜まる性質を持っているため、一般的な冷蔵庫は上段ほど冷えにくく、下段ほど冷えやすい構造になっています。冷蔵庫のサイズや身長などに左右されますが、最上段の棚は奥まで手が届きづらく、中身を確認するのが難しいケースもあるでしょう。
上段には、加工食品や缶飲料、ペットボトル飲料など、賞味期限が比較的長めで、一目でわかりやすいモノを保存しておくのがおすすめです。
目から腰くらいの高さで取り出しやすい中段には、常備菜やすぐに消費する予定の食材、使用頻度が高い卵や納豆、調味料などを置いておきましょう。この時、賞味期限が短くすぐに使う必要があるモノを手前側に置くのがコツです。
冷気が最も溜まりやすい下段は、肉類や魚類、豆腐など、日持ちしないモノを収納するスペースにすると良いでしょう。下段は棚板がしっかりしているので、作り置きしたり余ったりした料理を、鍋のまま収納するスペースとしても活用できます。
また、子ども用のお菓子類は手が届きやすい下段に、お酒のように大人しか手に取らないモノは上段に置くなど、誰が使用することが多いのかまで踏まえて場所を決めると、家族全員が使いやすい冷蔵庫になります。
チルド室を活用する
冷蔵庫にチルド室が備わっている場合は、チルド室も上手に活用すると、きれいに収納しやすくなります。チルド室は冷蔵室よりも温度が低いため、冷凍する必要はないものの、すぐに使わない生鮮食品などの保存に便利です。
また、発酵の進みを遅らせることができるので、納豆やキムチなどの発酵食品もチルド室に保存すると良いでしょう。
ただし、一般的なチルド室は温度が0℃前後と低いため、水分が多い食材は凍ってしまう恐れがあります。ヨーグルトや豆腐、卵などをチルド室に入れるのは避けてください。
詰め込み過ぎないようにする
冷蔵庫にモノを詰め込み過ぎると、冷気の循環が悪くなって冷蔵効率が悪化します。庫内が冷えづらくなると、食品が劣化しやすくなったり、電気代が余計にかかったりするだけでなく、冷蔵庫内がごちゃごちゃしてモノを取り出しづらくなることも考えられます。
冷蔵庫内には、たくさんのモノを詰め込み過ぎないのがポイントです。多くても冷蔵庫の容量に対して7~8割程度の収納にとどめ、冷気の通り道を確保するように心がけましょう。
また、常に一定の空きを用意しておけば、いただきものなどで急遽冷蔵庫内に保存スペースが必要になった場合も、すぐに対処できます。
ケースやトレーを活用する
市販のケースや収納ボックス、トレーといったアイテムを使って、冷蔵庫内を仕切っておくのもおすすめです。収納用のアイテムにモノを乗せておけば、トレーやボックスを引き出して中身を確認できるため、奥にしまってあるモノも取り出しやすくなります。
この時、使用するアイテムはデザインやカラーを揃えると、見た目に統一感が生まれておしゃれです。また、サイズが冷蔵庫の奥行きに合ったトレーだと、引き出すだけで奥にしまったものまで確認できます。
冷蔵庫内で仕切りとして使用するケースや収納ボックス、食材を入れておく保存容器などは、中身が見やすい透明な容器か、清潔感のある白色の容器がおすすめです。
パッケージが目立つ調味料は白色のアイテムに、調理したおかずは透明な容器に収納するなど、食材などに応じてアイテムの色を使い分けると良いでしょう。
ラベリングしておく
冷蔵庫内のケースやトレー、保存容器などには、ラベルを貼っておくことをおすすめします。
「調味料」「お酒」「おかず」「朝食用」「おつまみ」など、中身を記入したラベルを貼っておけば、モノがある位置やストックの量などが把握しやすくなります。
使い方や食材を使う頻度、ジャンルごとにまとめてラベリングしておくと、モノを直感的に取り出しやすくなって便利です。
ラベリングの際は、保存容器や調味料のビンに開封日や保存した日付なども記載しておくと、使う食材の優先順位を決めやすくなります。
調味料を詰め替える
調味料や粉類などは、商品によって容量や袋の形状が異なるため、収納しづらさを感じることも考えられます。そのまま冷蔵庫に入れて保管するのではなく、保存容器に一度詰め替えるのがおすすめです。サイズが同じ容器に移せば収納しやすく、見た目もきれいに整います。また、透明なガラス容器なら、中身を一目で確認できるため、余計な買い足しなどを防ぐことにもつながるでしょう。
ただし、衛生的に保管するのが難しいのであれば、詰め替えは避けてください。詰め替えを行う場合は、詰め替え用の容器はしっかりと清潔さをキープすることが大切です。
余計なモノを入れないのもポイント
余計なモノを冷蔵庫内に入れておかないのも、冷蔵庫内をきれいにするポイントのひとつです。例えば、常温保存できる未開封の調味料や野菜類などを冷蔵庫から出しておけば、その分スペースができます。
また、日頃から使うことが多い卵や調味料などは、ストックする量や買い足す目安を決めておくのもおすすめです。ストックする量をあらかじめ決めておけば、「余分に買ってしまった」「使おうと思ったらなかった」といった事態を防ぎやすくなります。
特に、調味料は賞味期限が長めに設定されているものが多いです。買ったものの使う機会がなく、冷蔵庫を圧迫し続けることも考えられます。どれくらい使うのかを踏まえて購入する意識を持つと、冷蔵庫内のモノが減りすっきり片付けやすくなるでしょう。
野菜室の整理はどうする?
冷蔵庫収納で最も困ってしまうのが野菜室ではないでしょうか。野菜室は季節などによって収納する食材が変わることも多く、野菜自体も種類によって大きさや形がバラバラです。
そのため、あまり細かく仕切り過ぎずに、柔軟に対応しやすい収納方法を考える必要があります。
野菜室をきれいに収納する際は、紙袋や収納ケースを活用して、空間をざっくりと仕切ると便利です。
また、野菜は生えている時と同じように立てて保存した方が長持ちするとされています。横にして保存するのは下にある野菜が取りづらい原因にもなるので、アイテムを使って立てて収納するのも良いでしょう。
キャベツ1玉など、どうしてもかさばってしまう野菜は、事前に使いやすい大きさにカットしておくなど、下ごしらえを済ませてから保存容器に入れておくと、収納スペースを節約できます。取り出した野菜をそのまま使えるため、料理の時短テクニックとしても便利です。
ドアポケットの整理の方法
冷蔵庫の中で最もモノを取り出しやすいのがドアポケットです。チューブ系の調味料や卵、牛乳の紙パックなどのドリンク類をしまっている方が多いかもしれません。
ドアポケットは便利な反面、こまごましたモノが多くなりがちで、見た目が汚くなってしまうケースもあります。ドアポケットを上手に整理するためには、どのような方法をとれば良いのでしょうか。
仕切りをつける
ドアポケットにしまっていた飲み物や調味料を取り出す際に、隣に置いていたモノが倒れてしまうことは多いです。仕切り版などを活用すれば、倒れやすいアイテムも自立するので、モノを取る度に何かが倒れてしまうという事態を防げます。
チューブ類はクリップで収納する
チューブ系の調味料やお弁当についている小袋などは、倒れたり埋もれたりして、どこにあるのかわからなくなりがちなアイテムです。
ドアポケットのトレーにクリップで挟んでまとめたり、紙コップなどにまとめて入れたりすれば、出し入れの際に倒れるのを防げます。
チューブをしまう収納用のアイテムは、市販のものを購入するだけでなく、ペットボトルなどを適当な高さに切って自作するのもおすすめです。
積み上げられる保存容器を活用するのもおすすめ
冷蔵庫収納には、保存容器を活用するようにしましょう。スタッキング(積み重ね)して上に積み上げられる保存容器を活用すれば、冷蔵庫内の高さを使って、同じジャンルの食材やおかずを近い場所に収納できます。
中身が見やすい透明な保存容器なら、何を保存しているのか冷蔵庫を開けた時に一目で確認できて便利です。
しかし、サイズやメーカーがバラバラの保存容器を使っていると、フタと容器の底の形状が合わずにスタッキングしづらかったり、容器がぴったり重ねられず空間が無駄になったりする場合もあります。
冷蔵庫収納に使用する保存容器は、同一メーカー品の保存容器で揃えると良いでしょう。同一メーカーの保存容器なら、サイズ違いの商品でも、シリーズが同じ場合はきれいにスタッキングできることが多いです。
冷凍庫の収納方法も覚えておこう
冷蔵庫だけでなく冷凍庫内もきれいに整理しておくと、さらに使い勝手が良くなります。冷凍庫の上手な収納方法も覚えておきましょう。
冷凍庫も野菜室と同じく、空間を仕切っておくのがおすすめです。どこに何があるのか把握しやすく、モノを取り出しやすくなります。上にモノを重ねると下や奥の食材が取り出しにくくなるので、立てて収納することを心がけましょう。ラベリングして一目でわかりやすくするのも有効です。
冷凍庫を整理する方法は、以下の記事で詳しくご紹介していますので、併せてご確認ください。
⇒「冷凍庫内は整理して使いやすく! 上手な収納術のアイデアをご紹介」
冷蔵庫内の収納に便利なiwakiの保存容器セット
冷蔵庫内の収納には、iwakiのパック&レンジのセットがおすすめです。本体容器は透明な耐熱ガラス製で、フタは透け感のあるグリーンを採用しており、冷蔵庫から取り出さなくても中身を確認しやすいのが魅力です。
また、電子レンジやオーブン調理にも対応。冷蔵庫から取り出したおかずや食材を、他の容器に移し替えずに加熱調理できます。
保存容器としてだけではなく、調理道具や食器としても使いやすいパック&レンジを、ぜひ冷蔵庫収納にご活用ください。
パック&レンジ 4点セット
パック&レンジ8点セット
パック&レンジ 11点セット
冷蔵庫収納には便利なアイテムを活用しよう
日々の生活で利用する食材や調味料を保存しておく冷蔵庫は、基本的に毎日開け閉めする場所です。使いやすい環境を整えておくには、冷蔵庫内をきれいに整理整頓して、どこに何があるのか把握しておく必要があるでしょう。
モノを探しやすくなれば、料理がスムーズに行えるだけでなく、食材を無駄にしたり、電気代を余計に消費したりすることも減らせます。
冷蔵庫収納の際は、収納ボックスやトレーなどの空間を仕切るアイテムに加えて、積み上げて収納できる保存容器も用意しておくと、空間を最大限活用できて便利です。
今回ご紹介したコツを踏まえてアイテムを用意し、おしゃれできれいな冷蔵庫収納を目指してみてはいかがでしょうか。
食材を低温で保存できる冷蔵庫は、現代の生活に欠かせない家電のひとつです。しかし、冷蔵庫内に毎日の料理で使う調味料や食材、飲み物、残り物などが乱雑に入っていて、どこに何があるのか自分でも把握できていないという方もいらっしゃるでしょう。
冷蔵庫内が把握しづらいと、余っている食材を買い足してしまったり、いつの間にか賞味期限・消費期限が切れていたりすることも考えられます。無駄な買い足しや食材を腐らせてしまうのを防ぐには、冷蔵庫内をきれいにして、どこに何があるのかわかりやすくすることが大切です。