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小麦粉をおいしく保存できる期間
小麦粉は、グルテンというたんぱく質の量と質によって、強力粉・中力粉・薄力粉の3種類に分けられます。
賞味期限はグルテンの量によって異なり、グルテンの量が多い強力粉は製造から6ヶ月、量が少ない中力粉や薄力粉は製造から1年ほどとされています。
ただし、上記の賞味期限は開封前の目安です。開封後は空気に触れることで風味が飛んでしまうなど、品質が劣化する恐れがあるため、賞味期限に関わらず早めに食べ切るようにしましょう。
小麦粉の保存におすすめの場所は?
砂糖などが含まれているミックス粉と異なり、小麦粉は開封後も常温保存できますが、小麦粉はにおいを吸着しやすい、湿気に敏感といった性質を持っています。においが強いものの近くは避け、温度20度以下、湿度は50%以下を目安に、直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で保存するようにしましょう。
また、シンク下やコンロ周りといった場所は、調理の際に取り出しやすく便利ですが、湿気が多くダニやカビが繁殖しやすいので、保存場所としては適していません。
冷蔵庫や冷凍庫で保存できる?
直射日光が当たらず、高温多湿を避けられる保存場所と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは冷蔵庫や冷凍庫ではないでしょうか。確かに、保存に最適な条件が揃ってはいるのですが、小麦粉を冷蔵庫または冷凍庫で保存する際は注意したい点もあります。
どのような点に注意すれば良いのかを確認したうえで保存することが大切です。
冷蔵庫で保存する場合
冷蔵庫内は、湿度・温度ともに一定の低さで保たれています。小麦粉は基本的に常温保存で問題ありませんが、温度や湿度が高くなる夏場は冷蔵庫内で保存しておくのも良いでしょう。
ただし、冷蔵庫から出し入れする際の温度差で結露が発生してしまい、小麦粉が固まったりカビが生えたり、場合によっては冷蔵庫内のにおいが移ってしまうことも考えられます。
冷蔵庫から頻繁に出し入れするのを避ける、出した小麦粉はすぐにしまう、密閉性が高い容器に入れておくといった配慮が必要です。
冷凍庫で保存する場合
長期保存したい場合は、冷凍庫で冷凍保存するのもおすすめです。温度が低いため、品質の劣化やダニの繁殖を抑えることができます。また、小麦粉は冷凍しても固まらないため、使い勝手も変りません。
冷凍庫で保存する場合も、冷蔵庫と同様に結露やにおい移りといった問題に注意しましょう。品質をしっかりと保つために、料理で使う分だけ小分けにしたうえで密閉容器に入れておくのがおすすめです。
小麦粉の保存には保存容器を活用しよう
小麦粉を袋に入れたまま保存していると、袋の口を縛っていても隙間から湿気が侵入してしまいます。また、粉ものに繁殖しやすい粉ダニは体長が小さく、少しの隙間でも入り込んでしまう点も見逃せません。
小麦粉の保存には、フタにパッキンなどがついていて密閉度が高い保存容器を活用するのがおすすめです。容器の中に乾燥剤などを入れておけば、カビの発生をより防ぐことができます。
密閉性が高いことに加えて、中身を丸ごと移せる容量で、料理の際に使いやすいタイプの容器なら、便利に小麦粉を保存できるようになるでしょう。
小麦粉の保存におすすめのiwakiの保存容器
小麦粉をダニやカビから守り、品質を保つためには、保存容器を活用することが大切です。
ここからは、小麦粉の保存におすすめのiwakiの保存容器を何点かご紹介します。
粉ふりボトル
密閉パック&レンジ (幅広)
パッキンが高い密閉度を保つので、小麦粉のような湿気を嫌う食材の保存に適しています。密閉する際は、フタでせんをしてからバルブを押すだけと簡単です。
また、フタも本体も食洗機に対応しているので、洗い物の手間を減らせます。
密閉パック&レンジ
フタについたバルブを押すだけで簡単に密閉できます。
フタとパッキンは一体型です。
小麦粉は保存容器で長持ちさせよう
多くの料理に使える小麦粉は、家庭にストックしておきたい食材のひとつですが、高温多湿に弱いです。袋のまま保存しているとダニやカビが発生する恐れがあるので、保存容器を活用して適切な場所で保存するなど、品質管理を徹底する必要があります。
用途に適した保存容器を活用して、小麦粉のおいしさを長持ちさせましょう。
パンやお菓子作り、揚げ物の衣など、小麦粉はさまざまな料理に欠かせない食材です。使う機会がたくさんある食材ですが、保存状態が悪く劣化してしまい、賞味期限前に使えなくなったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、小麦粉の正しい保存方法や、保存に便利な保存容器についてご紹介します。